まんがで変わる! 仕事は楽しいかね?

まんがで変わる! 仕事は楽しいかね?」は、原作「仕事は楽しいかね?」の内容を元に少し設定を変えたストーリーでマンガ化された内容です。

マンガ化されたといっても、原作のデイル・ドーテンの言葉や補足説明はマンガではなく文章だけで構成されており、「マンガで身につく 多動力」と同じような形になっています。

大人になると生活の為に仕事をすることになり、楽しくない仕事に追われ、お酒を飲んで誤魔化して日々を過ごしている人も多いのかもしれません。つまらないと思いつつも、将来のことを考えるとリスクを取ってまで現状を変えられず、結局時間が過ぎて行きます。

この本では、自分が思い描いた人生を歩もうとしても難しいし、その目標に思い通りに到達しても幸せかどうかはわからないと言っています。人生に目標を設定したところで、そんな計画通りに行く人は少ないし、目標に縛られることが弊害だと言っています。

また、この本は目標への到達にこだわらず、どんどん新しいことにチャレンジすることの重要性を押し出しています。大きく成功した人や会社の事例と共に、成功は偶然の出来事から生まれるが、数をこなさない事には偶然の出来事も発生しないと述べています。




自分の場合は長期的な目標を設定することが苦手でしたし、優秀な人と同じ目標を設定しても無駄だと思っていたので、興味が湧いた新しいことへの挑戦を繰り返し、その経験が活かせる環境に身を置くことにしてきました。この本を読んで、これまで感覚的にやってきたことは、あまり間違いでは無かったのかな?と自分を少し肯定できた気がします。

そして印象に残っているところは、

「小説を研究しても小説家になれないように、成功を研究しても成功は手に入らない。みんな、成功した人の右に倣えをしようとするけれど、成功というのはね、右に倣えをしないっていうことなんだ」

と、

『月と六ペンス』で有名なイギリスの作家、サマセット・モームは次のような言葉を残しています。「小説を書くためのルールは3つある。残念ながら、どんなルールなのかは誰も知らない」 成功者によるさまざまな言葉は世の中にあふれています。---中略 ---しかし、何が自分にとって真実かーそれは「試して」みないことにはわかりません

の部分です。

じっとしていても何も変わらないので、新しいことに挑戦して試行錯誤を繰り返し、楽しいことを見つけることが大切だということを再認識することができました。このように試行錯誤を繰り返すことで、最終的に自分に取っての成功を見つけることができ、自ずと人生も豊かになっていくのではないかと思います。