HIGH OUTPUT MANAGEMENT

久しぶりにかなり共感できる本に遭遇した気がします。 HIGH OUTPUT MANAGEMENTを読んでみましたが、中間管理職として日々悩みながら業務遂行している身としては非常に参考になるし面白い。

マネージャー、管理職と呼ばれる人たちに求められるのはチームのパフォーマンスであるといった基本的な話から、もしマネージャーが知識スペシャリスト、ノウハウ・マネージャーであれば自分の影響がおよぶ「隣接」諸組織に対するアウトプットも求められるといったことを述べている、というかそれらがアウトプットだと述べています。

また権限委譲やテコの原理、マネージャーの部下は何名が最適か(6から8名が良いと述べられている)など、管理職になるとふと疑問に思う内容が筆者の経験をもとに根拠とともに述べられており、マネージャーや管理職業務を遂行している方々には非常に参考になると思います。

基本的にインテルでの経験をもとに大企業の管理者を想定して書かれているので、小企業でリーダーがなんでもこなした方が良い組織の管理には参考にならないケースが多いかもしれません。 ただ、筆者の考え方であったり参考文献からの引用などは参考になる部分も多々あるはずです。以下は極一例。

ピーター・ドラッカーはかつて、マネージャーがその時間の25%以上をミーティングに使っているならばそれは、組織不全の兆候であるとすら言っている。

そして大企業の組織の最善を考えると使命中心方式と機能別方式のハイブリッドになるという説明も、自社の組織と照らし合わせて考えるとスムーズに業務が回らない部分があるものの、全体最適を考えるとここをうまくバランスしたくなるというのも納得できる。

またワン・オン・ワンミーティングの目的や頻度などの実施方法、人事考課についての記載などマネージャーが必ず頭を悩ませる部分についても惜しみもなく筆者のノウハウや考え方が述べられていて、「管理者になったときにまずこの本の存在を教えて欲しかった」と最初に思いました。

ということでマネージャー、管理職になりたての方々には特におすすめです。

HP EliteBook Folio G1におけるLinux画面のチラツキを解消

f:id:tworks55:20210508013209p:plain

HP EliteBook Folio G1にUbuntu 21.04をインストールし、デフォルトのままで画面のチラツキが発生するか確認してみました。

結果、やはり何もしないと画面のチラツキが発生します。


HP EliteBook Folio G1にUbuntu 18.04 日本語 Remixをインストール - Software Engineering Blog

の記事を作成した際はIntel Graphicsを指定して少し改善していましたが、スリープから戻るとチラツキが発生していました。

改めて情報を調べてみると以下のページにもっと良い情報がありました。

Linux on a HP Elitebook Folio G1

There is a bug in the kernel module causing screen flickering (bug report), to fix it:

add "i915.enable_rc6=0" to the kernel command line for kernel version <= 4.15. add "intel_idle.max_cstate=4" to the kernel command line for kernel version >= 4.17.

との記載があり、カーネルバージョンが4.15以前の場合は前者、4.17以上の場合は後者を設定すれば良いとのこと。 こちらを設定するとスリープから戻ってもチラツキは発生しないようになりました。

以下、カーネルバージョンの確認方法です。

> uname -r
5.11.0-16-generic
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Oh My Zsh update error

f:id:tworks55:20210502222153p:plain

久しぶりにMaczshを起動したところ何やらエラーが発生。

Last login: Fri Apr 30 13:59:52 on ttys005
[oh-my-zsh] Would you like to update? [Y/n] y
Updating Oh My Zsh
error: Pulling is not possible because you have unmerged files.
hint: Fix them up in the work tree, and then use 'git add/rm <file>'
hint: as appropriate to mark resolution and make a commit.
fatal: Exiting because of an unresolved conflict.
There was an error updating. Try again later?
/Users/tworks55/.oh-my-zsh/themes/agnoster.zsh-theme:91: parse error near `<<<'
tworks55@macV2J ~ % 

Trouble Updating oh-my-zsh · Issue #9170 · ohmyzsh/ohmyzsh · GitHub

を参考に解決することができました。

まず、以下のの3ステップを実行します。

cd $ZSH/
git pull
git reset --hard HEAD~1

そして、再度Shellを起動する。もしくは以下のコマンドでもUpdate可能です。

omg update

アップデートするか聞かれるのでYesとすると更新されます。

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データドリブンエコノミーとデータの世紀

データの世紀

データの世紀

  • 発売日: 2019/11/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

「データ・ドリブン・エコノミー デジタルがすべての企業・産業・社会を変革する」を読み、その後「データの世紀」を読んでみました。

データドリブンの方ではウェブ上のデータだけでなく、ウェアラブル端末やIoT機器からのリアルなデータも統合し、新たな価値を創造していくビジョンが描かれており明るい未来をメインとして書かれています。

ここではリアルデータはビッグデータやAIを使ったものではなくてもよく、特にプラットフォーマーになるべきとも書かれていません。 ビッグデータを集められない企業のエンジニアにとって、この視点は重要で非常に勉強になる内容でした。

ただ、やはり注目すべきトピックはビッグデータの方で、こちらが今後は主役になって行くことは世の中の流れから明らかです。 プラットフォーマーに対抗していく為には日本企業もプラットフォーマーに乗り遅れないようビッグデータとしてのリアルデータの活用を進めていくべきであり、進めていくことになると思います。


このようにすべてがデータ化された未来に待っているのは、「データの世紀」に書かれているような、企業によるプライバシーの侵害や、AIによる人のスコアリング、中国のような監視社会といった大きな課題になってきます。

エンジニアとしては日々目先の案件を遂行して行くだけで、優秀なエンジニアほど上記のような課題をより促進、複雑化することに加担することになって行きそうです。

そして優秀なエンジニアは高給取りとなり、資本主義の観点から格差社会を助長して行く集団になり得ます…(優秀でない私は心配ありませんが)

世界中で「データは21世紀のオイル」といった理解でどんどんデータを集め活用しようとしています。 便利な世の中になる反面、資本主義と同様に止まれもしないし、後戻りもできない暴走列車となる予感がします。

たまにはワクワクしない課題にも目を向けないといけませんね…

Windows10 home WSL2でKubernetes

Docker DesktopとWSLの連携

Windows10のWSLで気軽にKubernetesを試せるようにしてみました。 Docker DesktopとWSLを連携して使う形を想定しています。

何かのタイミングでUbuntu-20.04を入れていたようので、こちらを使っています。

WSL+Docker: Kubernetes on the Windows Desktop | Kubernetesを参考に動作確認を始めたのですが、Dockerは最初から使えるもののKubernetesが使えませんでした。 調べてみるとWSL1のままだったので、まずWSL2に変更します。


Docker Desktopの設定画面でWSL2のDistributionが無いと言われています。 f:id:tworks55:20210417113547p:plain

以下WindowsコマンドプロンプトでVersionを確認してからVersionを変更。

C:\Users\tworks55>wsl --list --verbose
  NAME                   STATE           VERSION
* Ubuntu-20.04           Running         1
  docker-desktop         Running         2
  docker-desktop-data    Running         2

C:\Users\tworks55>wsl --set-version Ubuntu-20.04 2
変換中です。この処理には数分かかることがあります...
WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください
変換が完了しました。

C:\Users\tworks55>wsl --list --verbose
  NAME                   STATE           VERSION
* Ubuntu-20.04           Stopped         2
  docker-desktop         Running         2
  docker-desktop-data    Running         2

以下はWSL1の時にWLS上のUbuntuからdockerとkubectlの動作確認をした履歴です。 WSL1から2に変更したタイミングでインスタンスが強制終了されています。

tworks55@DESKTOP:~$ docker version
Client:
 Version:           19.03.8
 API version:       1.40
 Go version:        go1.13.8
 Git commit:        afacb8b7f0
 Built:             Tue Jun 23 22:26:12 2020
 OS/Arch:           linux/amd64
 Experimental:      false
Cannot connect to the Docker daemon at unix:///var/run/docker.sock. Is the docker daemon running?
tworks55@DESKTOP:~$ kubectl version
kubectl: command not found
tworks55@DESKTOP:~$ Linux 用 Windows サブシステム インスタンスが強制終了されました。
Press any key to continue...
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