After GAFA 分散化する世界の未来地図

何気なくタイトルで手に取った「After GAFA 分散化する世界の未来地図」ですが、これもまたエンジニアにもオススメできる面白い本でした。

書評なども読まずにとりあえず読み始めたところ、GAFAのダークサイドというか問題点について事実をもとにわかりやすく説明されており、すぐに引き込まれました。 そして、プラットフォーマーが資本主義社会の恩恵を受け巨大化しさらに中央集権化して富を独占している中で、ブロックチェーン技術が新たなレイヤーで分散化を促しインターネットと同様の発展を遂げる可能性を感じさせる内容でした。

ブロックチェーン技術は仮想通貨に使われている技術というのが一般的な見方だったと思いますが、ここ最近は他の分野でも応用事例がかなり検討されており、それらの事例をAfter GAFAのビジネスモデルとして紹介しているところは非常に興味深い内容です。エンジニアがこの本を読めば、ブロックチェーンが今後重要な技術要素になることがすぐに理解できると思います。

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世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた

「世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」というタイトルからするとソフトウェアエンジニアには全く関係のなさそうな本ですが、書いている方はIBM出身者とのことで全く遠い存在でもなさそうです。

システム開発に携わっているエンジニアの場合、

  1. ソフトウェアやシステムを開発し、自分の会社で販売している
  2. ビジネス部門からの要件でシステムを開発している

いずれかになるのではないかと思います。

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おすすめFanスピード調整ツール:NoteBook FanControl

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最近、自宅で使っているWindows機(HP ENVY x360- 15-cp0017au)のFanがうるさくなってきて困っていました。

交換には結構なお値段がしそうなので、Fanのスピードを自分で調整するツールを探した所いいツールが見つかったのでご紹介します。

NTBC (NoteBook FanControl)というツールでStefan Hirschmannさんが作成したようです。

Home · hirschmann/nbfc Wiki · GitHub

Windowsインストーラーを使ってインストールし、設定ファイルを選択するだけ。

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CPUファンのスライドメニューでTarget Fan speedを調整できますが、Fan control service statusEnabledになっていないとこの設定は効きません。

Read-onlyにするとCPUの温度とFanのスピードがモニターできます。

ちなみにサポートされているNoteBookはこちらですが、自分で設定ファイルを作成することもできるようです。

ちなみに私のPCにはHP Command Centerというソフトがインストールされており、プロファイルを使ってFanのスピードを調整することができます。 ただ、完全に止めることはできないのと、微調整ができないので今回ご紹介したツールはかなり重宝しています。

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今の季節は室温もそこまで高くないので大丈夫ですが、室温が高い時にはCPU温度に注意しながら使わないといけませんね。

e-Estonia Digital Discussions - e-Education Solutions From the World’s Leading Digital Nation

エストニアのe-Education、興味深いですね。

e-Estonia Digital DiscussionsがYoutubeで公開されています。


e-Estonia Digital Discussions - e-Education Solutions From the World’s Leading Digital Nation

エストニアは国が先生や生徒の細かな情報をデータ化しており、ある意味USや中国より進んでいると言えるかもしれません。当然日本よりは進んでいます。

COVID-19の状況ではオンライン教育を活用する必要があり、そういった意味ではエストニアは他国に比べると混乱は少なかったと想定されます。

動画で出てくるMath99はエストニアのスタートアップのようですが、それを授業で使っているシーンがあります。

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生徒がスマホタブレットを使って楽しく授業をしているように見えますが、数学以外もスマホタブレットを使っているのでしょうかね?

デジタルネイティブ世代の割合がどんどん増えていく過程で日本も本当にデジタルトランスフォーメーションをしていかないと、海外から後れを取ったままの場合は日本には優秀な若い人は残らないかもしれませんね。

Default keystore password is "changeit"

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OpenJDKのdefualt keystoreの中身を確認したかったのですが、パスワード必要だったので調べてみました。

どうやらOracle JavaIBM Javaが一般的に"changeit"というパスワードを設定していたため、Open JDKも同様になっているようです。

> java -version
openjdk version "13.0.2" 2020-01-14
OpenJDK Runtime Environment (build 13.0.2+8)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 13.0.2+8, mixed mode, sharing)
> keytool -list -v -storepass changeit -keystore cacerts
警告: cacertsキーストアにアクセスするには-cacertsオプションを使用してください
キーストアのタイプ: JKS
キーストア・プロバイダ: SUN

キーストアには93エントリが含まれます

別名: actalisauthenticationrootca [jdk]
作成日: 2011/09/22
エントリ・タイプ: trustedCertEntry

所有者: CN=Actalis Authentication Root CA, O=Actalis S.p.A./03358520967, L=Milan, C=IT
発行者: CN=Actalis Authentication Root CA, O=Actalis S.p.A./03358520967, L=Milan, C=IT
シリアル番号: 570a119742c4e3cc
有効期間の開始日: Thu Sep 22 20:22:02 JST 2011終了日: Sun Sep 22 20:22:02 JST 2030
証明書のフィンガプリント:
         SHA1: F3:73:B3:87:06:5A:28:84:8A:F2:F3:4A:CE:19:2B:DD:C7:8E:9C:AC
         SHA256: 55:92:60:84:EC:96:3A:64:B9:6E:2A:BE:01:CE:0B:A8:6A:64:FB:FE:BC:C7:AA:B5:AF:C1:55:B3:7F:D7:60:66
署名アルゴリズム名: SHA256withRSA
サブジェクト公開キー・アルゴリズム: 4096ビットRSAキー
バージョン: 3

ちなみにOpenJDKはVersion10からRoot CAがデフォルトでインストールされるようになったようです。

参考:

FAQ: Why is 'changeit' set as default password for keystore?

https://dzone.com/articles/openjdk-10-now-includes-root-ca-certificates